ファッションでストレス解消! おしゃれは心を整えるエクササイズ

日々の忙しさや複雑な人間関係、先の見えない不安など…。とかく私たちは知らない間に、たくさんのストレスを溜め込んでしまいがちです。

しかも気分が落ち込んでいたりすると、ついつい服装に無頓着になりやすいものですよね。悪い流れは続くもので、「何を着ても気分が上がらない」と感じてしまうこともあるのではないでしょうか?

しかし実は、その「おしゃれ」こそが、疲れた心をデトックスし、活力を取り戻すための「心のエクササイズ」になるんです。

今回は、ファッションが心に与える驚くべき効果と、今日から実践できるファッションデトックスの方法をご紹介します。

目次

なぜおしゃれが心に効くの?メンタルケアとしてのファッション

「たかが服でしょ?」と思うかもしれません。しかし、ファッションは身だしなみとしてだけではなく、私たちの心に深く作用する着るメンタルケアと言うこともできます。

科学的にも、おしゃれが心身に良い影響を与えることが示されてきました。

ファッションセラピーが身体イメージの肯定的な変化を促し、その結果として自己肯定感の向上ネガティブな感情の減少ポジティブな感情の増加に寄与する。

Understanding the Fashion Therapy (FT) Experience through the Cognitive Behavioral Perspective on Body Image

このように、おしゃれが外見の見栄えというだけではなく、自分の心理的な状態(ストレス、自己肯定感、ボディイメージなど)と深く関わっていることを示しています。

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自信の向上とストレス軽減

あなたは、お気に入りの服や、着るだけで背筋が伸びるような服を持っていますか?

そのような服を身につけると、自然と気分が上がり、颯爽と街歩きをしたくなるものです。これは、自己肯定感が高まることで、脳内のストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が抑制されるためだと言われています。

自信が湧いてくる服は、まるで心の拠り所。私たちを内側から輝かせ、ストレスからくる重い気分を軽やかにしてくれる力があるのです。

気分転換とポジティブな感情を呼び覚ます

色彩心理学をご存知でしょうか? 私たちが身につける「色」は、直接的に気分に影響を与えます。

例えば、晴れた日を想わせる明るいイエローは希望や幸福感を、空や海のような落ち着いたブルーはリラックスや平和な気持ちを誘います。

また、服の素材感も重要です。ふわふわのニットに包まれると安心感を覚えたり、さらりとしたシルクが気分を優雅にしてくれたり…。

五感で感じる心地よさが、ネガティブな感情を払拭し、ポジティブな感情を呼び覚ましてくれるのです。

自己表現と気づきのツール

ファッションは、言葉以上に「自分らしさ」を表現できる強力なツールです。

「どんな色が好き?」「どんなスタイルが自分らしい?」と自問自答しながら服を選ぶ時間は、自分と向き合い、自分自身を深く知る貴重な時間。

服を通じて「自分は何が好きで、どうありたいか」を理解し、その気持ちに正直に応えることは、最高のセルフケアです。このようなオリジナリティあふれる発想と行動こそが、なりたい自分を実現し、揺るぎないファッションスタイルを獲得できるのです。

それは、まるで自分自身へのご褒美のようなもの。おしゃれをすることは、紛れもないセルフケアなのです。

実践!今日からできるファッションデトックスの方法

ここからは、ファッションをルーティーンではなく、自分のための時間と捉えて、心をデトックスする具体的な方法をご紹介します。

完璧を目指す必要はまったくありません。まずは小さな一歩から始めてみましょう。

着心地を優先する

着心地の良い服は気分をやわらげてくれる

心と体の緊張は密接につながっています。まずは、締めつけ感のない、肌触りの良い服を選んでみましょう。柔らかなコットン、とろみのあるレーヨン、ふわふわのウールなど…。

心地よい素材の服に身を包むと、体全体の緊張がやわらぎ、それに伴って心の負担も軽くなります。まるで、心に溜まったモヤモヤを洗い流してくれるような感覚です。

ストレスを感じない服を着用
締めつけ感がなく、肌触りの良い服などの心地よい着心地の良い服を選ぶ

色で感情を整えるカラーセラピー 

季節ごとの色合いのコーデも
気分を高めてくれる要素

あなたは今日、どんな気分ですか?

着こなしは、その日の気分を左右するのをご存知でしょうか? 特に色は、私たちの気分や感情に大きな影響を与えます。

ポイントは、今着たい色ではなく、この色を着てどんな気分になりたいか(心をどうコントロールしたいか)で色を選ぶことです。

漠然と感情に流されて色を選ぶのではなく、色で感情を動かすという意識を持ってみましょう。

色を選びの具体例

  • 疲れて元気がない日
    沈みがちな気持ちに負けず、エネルギーと希望を与えてくれる「オレンジ」や「イエロー」を小物でプラスするのがおすすめです。
  • イライラしている日
    怒りの感情を増幅させる色(赤など)は避け、冷静さや安らぎを与える「青」や「緑」を取り入れてみましょう。

色を選ぶ選択基準
好きな色、着たい色よりも、どのような気分になりたいのかを意識して選ぶ

クローゼットの整理は、心の整理にもつながる 

着ていて心地よいことが服選びのポイント

ごちゃごちゃしたクローゼットは、心の状態を表しているかのようです。着ない服、見るたびにストレスを感じる服は、思い切って手放しましょう。

そして、残すのは「袖を通すたびに気分が上がる服」だけ。

「高かったから」「まだ着られるから」といった一種の義務感で服を残していると、クローゼットを見るたびに心が重くなってしまいます。

「好きかどうか」「着ていて心地よいか」という自分の感覚を基準に服を選び直すことで、毎日の服選びで迷うことがなくなり、自己肯定感が高まります。このセレクト作業自体が、思考の整理につながるのです。

クローゼットに残す服の目安
「高かった」「着られるから」などの義務感で着ている服→着るたびに前向きな気持ちになれる服

特別な日のための勝負服を用意する 

ここぞという時の勝負服を持とう

どんな状況でも自信を与えてくれる、とっておきの「勝負服」を用意しましょう。それは、面接やプレゼンのためだけではありません。

気分を上げたい朝、少し落ち込んだ日、新しいことに挑戦する日…。そんな時にその服に袖を通すことで、心は一瞬で切り替わり、「よし、頑張ろう!」というポジティブな気持ちになれるでしょう。

服の持つパワーを、ぜひあなたの味方につけてください。

ここぞという時の勝負服
気分を切り替えたい時、新しいことに挑戦する日など、ここぞというときに着る勝負服を持とう

まとめ:おしゃれは未来の自分への投資

おしゃれは、決して手間や無駄遣いではありません。それは、未来の自分の心を健やかに保つための、最高の「投資」です。

決して完璧なコーディネートを目指す必要はありません。今日は「靴下の色をカラフルにしてみる」、明日は「お気に入りのアクセサリーをつけてみる」など、本当に小さな一歩から始めてみましょう。

ファッションを通じて自分を大切にする時間を持つことで、きっと心は軽くなり、日々のストレスが少しずつデトックスされていくのを感じるはずです。

心と体の健康のために、明日からファッションを「心のエクササイズ」として楽しんでいきましょう!

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