階段の上り下りは手軽で抜群の運動効果!あなたの10年後を根底から変える!

今、世の中は本当に便利になってきています。
たとえば首都圏を走る地下鉄や私鉄などの交通網は血管のように張り巡らされ、痒いところに手が届くように便利になってきていますね。
そして情報は家ではもちろん、移動中にもスマホで収集できる時代になってきました!

その反面、身体を動かす人はストイックなくらい身体を動かすけど、動かさない人は本当に動かなくなってきましたね……。

これは今に始まったことではないから、決して驚きはしないですけど、気になるのは中高年ばかりでなく、20代、30代の若い人でも身体を動かす習慣の少ない人が増えてるような気がします。

そこで現在はもちろん、10年後、20年後を見据えた健康習慣ということで「階段」を利用した足腰を衰えさせない身体づくりや、そのメリットについて徹底解説していきたいと思います!

目次

「歩く」は10年後の自分投資

ウオーキングはある意味生活の基本で、誰もが気軽にできる健康的な習慣だし、有酸素運動です。

しかし歩くことが健康にいいということがわかっていても、休日や空いた時間に歩くのは結構面倒くさかったり、億劫だったりしますよね。

そこでウオーキングよりさらに効果的で、生活環境で使うという選択肢が可能な階段に注目してみました。

階段利用は、普段運動をしないあなたにとっても10年後、20年後も精力的に活動できる身体づくりの自己投資になるでしょう。

足腰は身体を支えるポイント

「どうも腰があがらない…」とか、「膝が痛くて踏ん張りがきかない」、「足が脆い」ということで悩んでませんか?

足腰は大事というより、普通に活動するためには絶対に欠かせない超重要パーツです。足腰が錆びついて思うように動けなくなったら、それこそ大変です。

ご自分のことが大変になるだけでなく、家族や知人など、周囲の人たちにも大きな負担がかかってしまいます。

そうならない前に、少しずつ歩く習慣を身につけながら、身体のメンテナンスをしていきましょう♪

足腰から衰えはじめる

3D Illustration, Muscle is a soft tissue, Muscle cells contain proteins , producing a contraction that changes both the length and the shape of the cell. Muscles function to produce force and motion.筋肉は軟組織であり、筋肉細胞はタンパク質を含み、細胞の長さと形状の両方を変化させる収縮が生じます。力と動きを生み出すために機能しています。
3D render of a male figure holding his knee in pain with muscle map 痛みをこらえて膝を抱える男性

日本老年医学会の「日本人筋肉量の加齢による特徴」というデータがあります。

これは日本人約4000人の男女を対象に、年齢別の筋肉量の変化を調べたものです。

この調査によれば、20歳以降は腕や上半身の筋肉量よりも圧倒的に下半身の筋肉量のほうが減少するスピードも量も大きいそうです。

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筋肉には、身体を支え、動かすだけでなく、エネルギーを貯えるという機能もあります。

筋肉量が大きく減ると、咄嗟の出来事に対応できなくなるし、身体を支えたり、自由に動けなくなってしまいます。

このデータでは筋肉量は60歳には20代の約60%まで落ち、70歳代では20代の40%程度にまで減少するといいます。何もしなければ、筋肉量の減少傾向はもっと顕著になるだろうともいわれています。

特に大腿四頭筋(太腿の前の筋肉)の筋肉量は減少しやすいと言われているので、日々の生活を送る上でも、これはちょっと深刻な問題かもしれません……。

このような例からも、「身体の衰えは足腰からはじまる」というのは、かなり信憑性が高いと言えるでしょう。

Ken
最近膝が痛くてね…。立ち上がるとき思わず声を出しちゃうんだよね
Miki
えっ!それは関節あたりちょっとまずいんじゃないの
Ken
そうだなぁ。気になっているんだけどね。ところでMikiは足腰の調子はどう?
Miki
私はね…去年から階段使うようになって。それから意外と身体調子よくて、身体も軽くなってきた気がする
Ken
そうなんだ…。今度ボクも階段上り下りしようかなあ

なぜ階段がオススメなのか?

ここでひとつの提案をいたします!

それはほぼ毎日のように出くわす階段の積極的な利用です。「階段がなければ毎日の生活はとても楽なのに…」って思っていませんか?

気持ちはわからないでもないですが、階段を甘く見ると、とんでもないしっぺ返しを喰らいますよ(笑)。そして積極的な階段利用は、私たちの10年後を変えるようになるかもしれません。

では階段がなぜ10年後のあなたの生活に大きな影響を及ぼすというのでしょうか? そしてなぜ階段がオススメなのか、その理由を詳しく見てみましょう!

手っ取り早く始められる

まずいえるのが、階段は駅のホームやビルやマンション、お店や役所……。とにかく見ないところはないくらい、街のあちこちに点在していますよね。

日々の生活で探す必要もなく、あたりまえのように目に入ってきますし、使おうと思えば誰に遠慮することなく気軽に使えるのが最大のメリットです!

階段を使うと足腰、お尻などに自然な負荷がかかりますよね…。これが下半身の筋トレに似た効果を生み出すもとになるのです。

そして忘れてならないのが無理なく継続しやすいということです。

筋トレやトレーニングをする方は御存知かと思いますが、身体のメンテナンスは継続しないとほぼ意味がありません。

限られた期間は頑張ったから、あとは休んで身体を錆びつかせていいわけがありませんから…。

時間・場所に制限されない

階段を使うべきポイントの一つは時間と場所に左右されないいうことです。

これは何でもないようなことですけど、実は長く続ける上では絶対に欠かせない条件なのです! 

今はちょっと大きな街だと、スポーツジムがたくさんあります。自分の目的にかなった理想の身体を手に入れるため、多くの人が入会してトレーニングをしています。しかし多くの人が途中で解約したり、行けなくなったりします。

それはなぜなのでしょうか? 答えは明白ですよね。ジムを利用する人に強い目的がなかったり、結果がついてこないと結局は嫌になっちゃうんです……。

比較にはならないかもしれませんが、階段はどこに行っても必ずお世話になるし、使わない日はないといっていいくらいです。そしてまったくのノーリスク。これを有効に使わない手はありません。

まさに時と場所を選ばないとはこのことではないでしょうか!

Miki
階段のいいところって、生活の中で普通に筋トレできるところだね!
Ken
確かに!ジムに行く時間、予定がつきにくいときも階段は逃げないし、いつでもできるからね(^^)

段差がもたらす運動効果!

ジムにある踏み台昇降は下半身を強化しながら、心肺機能を高め、脂肪燃焼を促進する効果があります。

踏み台昇降は上がったり下りたりの単純な動きの繰り返しで、ジムのトレーニングの中でもかなり地味な部類のほうでしょうね…。

でもこれを繰り返し続けていると、お尻や太腿、腰などにかなりの負荷がかかって相当の運動量とエネルギーを消費しているのが実感できます。

階段使用で筋トレになる部分

階段が優れているのは、この踏み台昇降に似た原理があるからです。普通のウォーキングの有酸素運動や脂肪燃焼だけにとどまらないのです。

筋トレを意識しなくても、階段使用が習慣になることで、お尻の大殿筋や脚の大腿四頭筋などの下半身を強化する筋トレになるのです。

足腰を鍛えたり、下半身の筋トレをするなら、階段だけで十分ぐらいの内容があるといえるでしょう。

階段利用5つのメリット

階段を使うと思いがけない効果やメリットがたくさんあります。ここでは5つにポイントを絞り、階段を利用すべきメリットについてお伝えしたいと思います!

究極の足腰の筋トレになる

business concept: Smiling businessman and businesswoman walking up the stair

前述のとおり階段には普通に歩くだけでも、筋トレ効果や脂肪燃焼効果があります。

お気づきの方もいると思いますが、階段の昇り降りは、「片足」で身体のバランスをとる瞬間があります。普通に歩いているときは両足で身体のバランスをとっているので、このとき身体にかかる負荷は2倍になるのです。

つまり片脚で姿勢のバランスをとろうとするだけでも、下半身の筋トレになるのです。

階段の上りと下りでは、筋肉の使い方や効果が違ってきます。

上りでは大臀筋と、ハムストリングスが鍛えられ、下りでは大腿四頭筋が鍛えられます。

続けられる可能性が高い

階段はどこを見渡しても無数にあります。駅の階段、マンション、オフィス、商業施設、学校など、人が行き来するところには必ずといっていいほど階段が敷設されています。

いつから始めるとか、どのようにやろうとか悩まなくても、どこでもすぐにでも始められるのが最大のメリットです。

そして自分を追い込む必要がまったくないので、マイペースでプランが組めるし、特に考えなくても生活の中で自然に有酸素運動、下半身の筋トレになるのが魅力ですね。

ただし絶対に無理は禁物です!

階段が身体に有効だからといって、突然に「通勤の行き帰りをすべて階段を使う」などの無茶はしないことが賢明です。

まだ身体が慣れてないし、できあがってないのに、無理をすると筋を痛めたり、骨に負担がかかったりします。

まずは上るときだけ階段を使って、降りるときはエスカレーターを使うのもいいでしょう。または行きだけ階段で、帰りはエスカレーターでというのもありだと思います。

ご自分なりに環境や身体の状態にあわせて、段階を追って少しずつレベルを上げていくのがいいでしょう。

Ken
階段は簡単に始められて続けやすい健康法かもしれないね
Miki
そのとおり!階段はやり始めるのに悩む必要ないから、敷居が低いよ

睡眠の質がよくなる

Young beautiful woman sleeping in her bed at home

階段の上り下りは、何もしないときの4倍ほどのエネルギーを消費するといわれます!

これを習慣化していくと、身体機能、免疫機能が次第に強化され、安定していきます。

その決定的な変化のひとつが心地よい疲れを感じるようになっていくことです。

階段を使って昇り降りするのが習慣化されると、基礎代謝が上がり、交感神経が優位になり、身体が心地よい疲れを覚えるようになります!

心地よい疲れを覚えるようになると、自律神経のモードの切り替えもスムーズになります。その結果、夜は安眠、熟睡ができるようになるでしょう。

健康になるための基本要素が揃う

手っ取り早く安定的に身体の健康を手に入れようとするなら、階段の上り下りを習慣化するのは大いにオススメです。

まず歩いて呼吸を整える有酸素運動としての効果があります。そして瞬間的に片足で全身を支える脂肪燃焼効果や筋トレ効果があります。

身体の中で、圧倒的に多い筋肉に纏われている足腰。その部分をしっかりカバーする筋トレ効果は、スポーツジムでトレーニングをするほどの効果があるというのです。

ざっと挙げるだけでこれだけの効果が揃うわけですから、習慣的にこれを取り入れれば驚くほどの身体機能の改善も望めるでしょう!

気持ちが前向きになる

階段を使う習慣が身につくと、毎日の生活がとても前向きになります。

最初は階段を一段一段上るのも、息を切らしたり、途中で休んだり、惰性で上り下りするかもしれません。でも決して慌てる必要はありません。

自分にとって階段を使うのが必要な事だと自覚できるようになると、意識やモチベーションが大きく変わります!

階段を使うことがあたりまえになり、気がつくと駅のホームへ向かうのもエスカレーターではなく、階段を使っている自分に気がついたりします。

ここまでくればシメたものですね……。

階段を上り下りするのが楽しくなってくると、「一段飛ばしで運動効果をあげようかな」とか、「早足で上ってみよう」のように、いろんなチャレンジ心が湧いてきたりするものです。

もちろん無理せず、ご自分の身体の状態をよく見極めながらやってくださいね!

まとめ

いかがだったでしょうか? 「階段ってこんなにメリットがあったのか?」と思う方もいるでしょうし、「でも階段使うのはやっぱり億劫だなあ」と思う方もいるでしょう。たとえ今は階段利用に興味がなかったとしても、いつか身体について真剣に考えようと思ったときに思い出していただければ幸いです!

最後に階段利用の効果やメリットについてポイントをあげておきますね。

①いつからでも、どこでも始められる
②ノーリスクで敷居が低い
③大殿筋、大腿四頭筋、ハムストリングスなどの効果的な筋トレになる
④続けやすい
⑤代謝が良くなり、健康体になる
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