ストリートビューは、Googleが2007年から開始したサービスです。
もう皆さん充分に利用されていることと思いますが、世界中の街並みや道路に面した風景を360度のパノラマ写真で閲覧できるサービスですよね。
今では道案内にはストリートビューは欠かせないという声があがるほどです。
地図を見るのが大好きな私は、ストリートビューでたびたび現実逃避をしたり、限りなく想像を膨らませたりしています……。
そこで今回はストリートビューが広げてくれるさまざまな利用法と楽しさを見ていきたいと思います。
ストリートビューの魅力
Google マップが提供するストリートビューは今や街歩きには欠かせない必携アプリになっています。
地図上の情報だけでなく、現地が実際にどうなっているのかを360度の全方位画像で可能な限りのイメージが見られるのは驚きとしかいいようがありません。
それではさっそく、ストリートビューの魅力について見ていきたいと思います。
現地のイメージが刻み込まれる
「ヨーロッパの街並を歩いてみたい」、「気になるあの街を覗いてみたい」、「ルーブル美術館の周辺がどうなってるのか知りたい」などなど……。
ニュースや世界のトレンド情報に現れる場所や街を訪ねてみたいと思う方も多いのではないでしょうか?
旅行にはすぐには行けないけど今後の参考にしたいとか、地図上で旅行気分を味わいたい……。そういう人たちのはかない願いをGoogleストリートビューは一足飛びにかなえてくれます。
たとえばフランスの名所で世界遺産に指定されているモン・サン=ミシェルを見てみましょう。
モン・サン=ミシェルは干潮時と満潮時では周囲のようすがまったく変化します!
これをストリートビューで見ると下の画像のようになります。周辺は広々とした平地が続いているのがお分かりいただけるのではないでしょうか。
街並みから特徴・文化が伝わってくる
一方向からだけの静止画像は断片的にイメージをつかむことができます。しかし街の雰囲気や空気感をつかむことはおそらくできないでしょう……。
もし街の雰囲気を感じとろうとしたら、街を歩いてシュミレーションするしかありません。
それがある程度は可能なのがストリートビューです。
たとえばスウェーデンのストックホルムの街並みを一方向から見ただけと、検索を3D表示にしてからストリートビューにするのとでは、やはり情報量に大きな違いが出てくるのが一目瞭然ではないでしょうか!
これまで地図上でイメージを膨らませながら、想いを馳せていた海外の街並みや名所、リゾート地……。
ストリートビューで、ある程度のイメージや雰囲気が伝わってくるのはうれしい限りですね。
旅行気分を味わえる
ストリートビューを閲覧していると、まるで小世界に入り込んだような感覚が味わえます。
地図上だと等高線や平野、山並み、川など、地形を基に「実際はこうなってるんだろうな」とイメージを膨らませながら見なければなりません。
逆に、それが創造性や知的好奇心を満たしてくれているのかもしれませんが……。
ストリートビューの空間を支配するような全方位画像は、PCの画面が大きければ大きいほど疑似体験のような面白さとワクワク感を与えてくれるでしょう!
ストリートビュー効果
旅行ガイドになる
意外に重宝するのが旅行ガイドのような役割を果たせることですね。
国内ならまだしも、国外では何がどのあたりにあるのかというのはとても重要な要素です。
可能な限り不安やストレスを軽減して、街中を歩いているような感覚でシュミレーションできるのがストリートビューの最大のメリットですね!
街のようすはもちろん、美術館の近くにある病院やカフェ、レストラン、ショッピングモール、ホテルなど……、突然の急用に対応できる情報源になるのです。
またストリートビューと立体表示を併用することで、より建物や場所がイメージとして鮮明に刻まれることでしょう。
名所や観光地の心強い手引き
先ほどのモン・サン=ミシェルのように、実際に行ってみないとどのようになっているのか釈然としない場所は結構な数があるだろうと想定できますよね。
しかも文化や生活習慣の違いはとても大きく、カルチャーショックを受けることも少なくないでしょう。
また意外に多いのが地図上から受けるイメージと現実との大きなギャップです。
「平地が広がっていたからもっと開けた町かと思った…」とか、「緑が多い地域だったので静かなところかと思ったけどそうでもなかった」という声はよくあるものですよね。
ストリートビューは360度全方位のリアル画像で思い込みによるイメージとのギャップをかなりの確率で穴埋めしてくれるでしょう。
社会科の勉強になる
地図上ではなかなか分かりにくい地形の特徴が、かなりリアルな形で臨場感豊かに再現されます。
たとえば北欧のフィヨルドや熱帯のジャングル、リアス式海岸のようすなど……。地理などでよく出てくる地形の特徴がストリートビューの画像ではどんな感じに見えるのか、その実態を知ることが出来るでしょう!
異文化を知るきっかけに
世界の国々を見るとあたりまえですが、日本の街並みと大きな違いがあることが分かります。
ヨーロッパなどは新しい高層ビルも点在しますが、何百年も変わらない雰囲気豊かな歴史と伝統ある街並みが独特の文化を作りあげていることに驚く人も少なくないでしょう。
また美術館や図書館、オペラ劇場が街に違和感なく溶け込んでいるのも、ある意味羨ましい限りです。
海外ストリートビュー・手順
Google Earthを使う方法
「海外のストリートビューはどう開いたらいいの?」と思う方もきっといらっしゃるでしょう。
まず1つめがGoogle Earthという3D表示ができるアプリです。
上空から地上に舞い降りる瞬間を味わえたり、地形が3Dまたは2Dに切り替わってストリートビューが映し出されるという凝った演出が何ともいえません。
それではスマホの画面でアプリを開いてみましょう!
まずは検索したい場所を入力して、人型のマークをクリックするところから始まります。シンガポールを検索したとしましょう。
検索したい場所をタップして指定します。すると赤いピンが表示されますよね!
右下の磁石ボタンの上に2D,3D切り替えボタンがあるので、3Dのほうがリアルでイメージが湧くという人は3D表示に切り替えましょう!
こんどはペグマン(人型アイコン・右下の上から2番目)をクリックしてストリートビューを表示しましょう!ストリートビューが表示されるのは青い色で表示された部分です。
今回は有名なシンガポールのマリーナベイサンズを指定してみました。すると、何とホテル屋上の展望プールが現れたではありませんか!
屋上からの願望もなかなかいいですね!
もちろんホテルの外観も少し離れた位置から見られますよ!
【メリット】
①360度全方位画像が見られる。
②地図の2D、3D表示の切替ができる。
③街並みの雰囲気や臨場感を味わうことができる。
【デメリット】
①通信環境によっては読み込みに時間がかかる。
Googleマップを使う方法
Googleマップは最初にストリートビューの導入が開始された、いわば地図アプリのパイオニア的存在です。
そんなGoogleマップのストリートビューは、通常の国内のビューとまったく変わらない方法で閲覧できます。
まずはGoogleマップを開いて、最初に検索窓に都市名、地名、場所などを入力しましょう。
海外の都市や名所の検索も基本的に通常のストリートビューと利用方法は同じです。
該当地域が表示されたら、地図を指で拡大して目的地を探します。目的地がはっきりしている場合は検索窓に直接地名を入力すればスムーズにアクセスできるでしょう!
スマホの場合、通常のストリートビューであれば上にビュー、下に地図(赤いピンが現在地、青い矢印が進行方向)が表示されます。
下の地図がいらないと感じたら、ビューの右下の矢印を開いて拡大しましょう!
②ストリートビューと地図の切替ができる。
③比較的読み込みが早い。
【デメリット】
①景観の3D表示はできない。
まとめ
ストリートビューの面白さは、体験すればするほど膨らんでいくものと思っていいでしょう!
Google Earthを体験して、地理や歴史が好きになったという人も確かにいらっしゃいます。ストリートビューを街歩きのガイドにするも良し、趣味の世界として没頭するも良し。
ぜひともあなただけのオリジナルの楽しみを発掘してくださいね。