突然ですが、あなたは毎日の生活が充実していますか? もしかして毎日が何となく過ぎてしまったり、夢も希望もないと思っていませんか。
また毎日がどうにも退屈で仕方がないと思っていないでしょうか?
でもちょっとお待ちください。考え方や意識を変えるだけで、気分はもちろん、見える景色もずいぶんと変わってくるものです。
無味乾燥だと思った毎日の生活が希望の毎日に変貌していくことでしょう。
どうして残念な毎日なのか
どうして毎日が退屈で、希望のない日の連続になってしまったのか……。さまざまな要因があるのかもしれませんが、ここではおもな要因として考えられるものを見てまいりましょう。
自分なりのルールを持っていない
社会に出るとルールや規則に縛られることがあります。それはルールを作らないと組織の秩序が保てなくなるからですよね。
しかし個人の生活で、はたしてルールが必要なのか……と問われればこう答えるでしょう。間違いなく「Yes」だと。
もちろん自分自身をがんじがらめにするルールではありません。行動を制限するルールではなく、行動をスムーズに促すためのルールが必要なのです。
つまり、自分がどこに向かっているのかをハッキリさせる羅針盤のような機能を果たすルールといえるでしょう。
起きた結果に一喜一憂
起きた結果や出来事に一喜一憂することも、残念さを増大させる要因になっています。
もし起きた出来事だけを考えると、苦労や困難、挫折が多い人は不幸のどん底を味わっている人ということになってしまいますよね……。
しかし問題なのは結果ではありません。不幸にも起きてしまった出来事はどうすることもできないですよね。
大切なのはとらえかたの問題です。そこからどのように対処していくか、どのように気持ちを切り替えていくかが、運命の分かれ道になるでしょう。
自分自身を蔑ろにしている
毎日が残念なのは、何事に対しても醒めた目でしか見れなくっていることも大きいですね。
「自分なんて」「こんなの無理でしょ」「自分にできるわけがない…」。やる前から難しいとあきらめてしまっていたり、自分を卑下したりする人が増えています。
現実を無視して自分の能力を過信しすぎるのも少し問題があるかもしれませんが、自分の可能性をシャットアウトしている人を見ると、とても残念に思ってしまいます。
今はWebやSNS上でのあり余るほどの情報に振りまわされたり、溺れかねない時代ですよね。余計な予備知識や雑多な情報まで吸収してしまって不安が増大するのも大きな問題なのかもしれません。
POINT どうして残念な毎日なのか
- 自分を高め、自分の行動を促すルールがない。
- 起きた結果や出来事に一喜一憂して、気持ちが塞がっている
- 何事に対しても醒めた目でしか見られない
生活が激変・5つの方法
ここでは塞がった想いや残念な気持ちを変えていく方法を見ていきましょう!
プチ目的、目標を持つ
最初に変えるべき手っとり早い方法は、どんなに小さくても良いので「目的」、「目標」を持つことです。いわゆるプチ目標ですね。
たとえば1行でもいいから毎日の出来事を手帳に書き留めてみるなどどうでしょうか? どうですか。簡単でしょう! 毎朝植物に水をあげるだけでもいいかもしれません。
毎日ちょっとしたことを継続するうちに、目に見えるかたちで実りが表れたり、意識が変わることで確かな自信になっていきます。
簡単にできるルーティンを探す
目標、目的といっても、変に目くじらを立てたり、大げさにならなくてもいいでしょう。むしろちょっと難しいことをやり始めようとして、挫折するほうがダメージがはるかに大きいです。
無理をせず毎日必ずやれるルーティンでいいのです。昔から「継続は力なり」と言うではありませんか。
実際このことわざはそのとおりで、小さなことでも継続することで確かな自信が着実に身についてきます。
それはちょうど毎日植物に水をあげることで地中にしっかり根が張ってくるのと同じことかもしれません。
達成感を味わう
仕事、趣味、人間関係……、何でもいいです。ちょっとしたことでもやり遂げる感覚が大切です。
たとえばふだんは朝7時に起きていたのを、30分早めて6時半に起きるようにした……。
日常生活でプチ成功体験を積み重ねることは、自分の生き方にひとつの基軸を作りあげることになるでしょう。
これを続けるようになると、それがあたりまえになり、個人としてもワンステップ成長したと考えてもいいかもしれませんね。
「やり遂げた」「進歩した」「何年も継続できた」このような達成感を味わうことはとても大切です。達成感の積み重ねは自信、確信ヘとつながっていきます。
POINT プチ目的、目標を持つ
- プチ目標を持ち、小さなことでも毎日継続することで確かな自信になる
- 挫折をしない程度に簡単なルーティンを毎日続ける
- 達成感の積み重ねが自信となる
マンネリを打破する
マンネリというのはパターン化されていて問題ないようですが、実はその人の成長を完全にストップさせてしまいます。
それだけでなく、不思議なくらい気持ちも意識も腐敗していきます。
それはそうでしょう……。人間はロボットではないのですから、何事にも感動や気持ちの高まり、喜びや悲しみなどのバイブレーションの波があって当然です。
それよりも型にはまることで、人間的な感情が自然に鈍化して蝕まれていくことのほうがはるかに怖いといえるでしょう。
ちょっとずつでもいいのです。
昨日より変わったという実感があれば成長したり、発展していけます。また行動に現れなくても、気持ちが変化したという場合も大きな収穫といえるでしょう!
日替わりでやり方を変えてみる
毎日同じことをやっても、自分なりに面白さや醍醐味を感じられる人がいます、そういう人はたいてい型にはまっていません。
そのひとつが行動パターンを変えることです。形からでも変えていこうとする方法ですよね。
いつもと違う道を通って帰るのものよし、家事の順番を変えてやるのもよし、作業の手順を変えるのもよし……。形を変えただけで何もかもが新鮮になり、気分を一新できることに気づくはずです。いろんな発見もあるでしょう。
新しいことに挑戦する
新しいことに挑戦すると、それだけで何らかの意識転換ができます。もちろん未来を開くきっかけにもつながります。
感動やワクワク感を呼び起こすためにも、絶えず新しいことに挑戦する気持ちは必要でしょう。また、「これは!」と思うことには積極的にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。考えてばかりで行動に踏み出せないのと、実際にやってみるのとでは決定的な違いが生まれます!
やり始めて軌道に乗りさえすれば、それが起点となって生活にハリが出てくるでしょう。新鮮な刺激こそ、意欲やモチベーションのきっかけとなるのです。
POINT マンネリを打破する
- マンネリは人の成長をストップさせてしまう
- 行動の変化だけでなく、気持ちの変化もマンネリを克服することにつながる
- 行動パターンや方法、やり方を変えることはマンネリから脱却する方法
- 新しいことに挑戦するのは気分を一新する効果がある
自己肯定感を高める
素の自分を受け入れる
自己肯定感とは言葉のとおり、ありのままの自分を受け入れることです。
よく勘違いされるのがナルシストかもしれません。
ただしナルシストの場合、本音では「自分を価値のない惨めな存在」と思っているため、それを防御するために自己愛という壁をつくって自分を守っているだけなのです。
それに対して自己肯定感が高い人は他の人と自分を比較したりせず、結果に一喜一憂することもありません。
自分軸がしっかり確立されれば、他人と自分を比較してどうこうという発想は出てきません。もちろん他人がどう評価しようが関係ありません。
自分が正しいと思ったことを、自信を持ってやるだけなのです。
かけがえのない自分
「自分は願われてこの世に生まれてきたのだろうか……」。そのように問いかけると、ほとんどの人は「そんなことないだろう」と言うでしょう。
しかし、決してそんなことはありません。
実は一人ひとりがこの世で「唯一無二」のかけがえのない存在なのです。
顔、性格、考え方もみんな一人ひとり違うし、それぞれに個性の輝きがあります。
個性やその人の人間性というものは、対価を支払っても買えませんし、誰も真似できません。
私たちに潜在的に眠っている人間性や個性、能力が、何らかの形で発揮されて、人に良い影響を与えられれば、自分がいなくてはならない、かけがえのない存在だということを実感できるようになるでしょう。
POINT 自己肯定感を高める
- 他人との比較をせず、ありのままの自分を受け入れる
- 自分が唯一無二のかけがえのない存在という意識
プラス思考に変えてみる
マイナス思考の人に、「プラス思考に変えてよ」と言ったとしてもなかなか難しいものがあります。
昨日まで極端なマイナス思考の持ち主が、今日になって急にプラス思考になれるはずがありません。ではどうすればよいのでしょうか?
発想の観点をずらす
日常生活で災難が降りかかったときは、ちょっとだけ発想の観点、角度をずらしてみたらいいでしょう。
たとえば、急いでいて階段から足を踏みはずして怪我をしたとしますね。その時にどう思うかよりも、どのように気持ちが帰着するかが、とても大切なのです……。
とっさの出来事の場合、「この階段なんでこんなに急なの!」とか、「運が悪い」「最悪…」のように起きたことヘのいらだちが出てくるのは仕方ないですね。
ただしケースバイケースですが、いらだちや起こったことへの恨みつらみはできるだけ短い時間にとどめなければなりません。
いらだちが長く続くと、自分の気持ちが消化しきれず、ますますモヤモヤが増大し負のスパイラルにはまり込んでしまいます。起きた状況をいったん冷静に受けとめ、それを消化吸収することが必要なのです。そうすることでストレスは自然に軽減し、次ヘつながるようになるでしょう。
「階段を歩くとき、よそ見は絶対にダメ!」とか、「歩いている人が誰もいなくて良かった」などのように冷静に客観的にとらえる事が出来ればシメタものですね!
辛さや痛みを実感したことで、それから学んだり、教訓としてとらえたり、発展的にとらえられれば、モヤモヤは自然となくなりますし、気持ちのリセットが出来るようになるでしょう。
良い情報を脳に記憶させる
心と身体に脳がはたす影響はとても大きいものがあります。
たとえばマイナスな発想や否定的な情報が何度も脳に刻まれ続けると、落ち込んだ状態から抜け出せなくなってしまいます。
逆に普段からプラスの情報を覚えこませることで、脳が良い方向に活性化し、心身に良い影響が生まれるようになるのです。
何事も前向きにとらえることを繰り返して、脳に良い情報を自然と記憶させられたらいいですね!
POINT プラス思考に変えてみる
- 災難が降りかかったときは、発想の観点をずらす
- いらだちは短い時間にとどめ、発展的に受けとめ、消化すべき
- プラスの情報をできるだけ脳に刻み込むことで、気持ちが前向きになる
趣味に没頭する
なぜ趣味がいいのでしょうか?
それは、「好き」、「飽きない」、「続けられる」などの趣味特有の利点がすべてプラスに作用するからです。
もちろんストレス緩和にもつながるし、自己肯定感を高められるという最大のメリットが得られるのも大きいでしょう。
絵を描いたり、Webページをデザインしたり、配色を決めるのもいいでしょう! 創作や鑑賞をすることで思わぬ感動があったり、眠っていた創造性が刺激されたりするかもしれません。
趣味に没頭することで、さまざまな人との交流が芽生えたり、仕事場だけでは味わえない喜びや醍醐味を味わえるようになるのもいいですよね。
POINT 趣味に没頭する
- 趣味はあらゆる要素がメリットとして作用する
- 趣味に没頭すると自己肯定感が高まる
まとめ
いかがでしょうか?
気持ちがどうも乗らない。前向きになれない…。そういうことは誰にでもありますよね。
時間が必要なときもあるでしょう。そんなときでもわずかでも前を向く気持ちがあれば、必ず道は開けてくるに違いありません。
決して無理をせずに着実に前進していきましょう!