自分が好きになる。自信が持てる!自己肯定感を高める7つのこと

「自己肯定感」って言葉聞いたことありますか?

「自己肯定感」は「自己愛」とは違うし、もちろん「自己中心」とも違います。

「自分なんて存在する価値なんてあるんだろうか……」と否定的にとらえたり、「生きにくい」といわれる風潮が強い昨今に、自分を信じることや、かけがえのない存在と認識することで自信を持って人生を歩んでいく原動力のようなものです。

それでは、「自己肯定感」は私たちの生活にどのようなメリットを及ぼすのかを見ていきましょう!

目次

自己肯定感とは?

自己中心や自己愛とは違う

自己肯定感とは、その言葉どおり、ありのままの自分を受け入れることです。

よく勘違いされるのがナルシストや自己中心ですね。

ナルシストの場合、本心では「自分を価値のないみじめな存在」と感じているため、それを防御するために自己愛という壁をつくって自分を守るのです。

それに対して自己肯定感が高い人は他の人と自分を比較したりせず、結果に一喜一憂することもありません。

どのようなどん底状態に陥ってもヤケになったり、自分を卑下しないのも特徴でしょう。

「今、現在のありのままの自分」を認め、かけがえのない存在として認識することではじめて生じる感覚で、物事を進めるための原動力となります。

自己肯定感が低い日本人

Serious businessman working with analysis financial at office.

内閣府が日本を含む諸外国の若者たち(13〜29才)を対象に自分のことについて意識調査をした興味深いアンケートがあります。

それによると、「自分に長所があると思うか」(下図)という質問について、日本の若者は諸外国の若者に比べると低めの傾向が出ました。

長所を自分でどのように捉えるかというのは意外と難しいので、謙遜で控えめと言われる日本人にとってこの結果は仕方ないのかなと思います……。

それよりも気になるのが下の表ですね…。

「自分自身に満足している」割合を主な国別に計ったデータです。

これによれば日本人は満足している割合が45.1%と諸外国に比べて圧倒的に低く、ちょっと残念な結果になっているのをお分かりいただけるでしょう。

文化的背景の違いがあるとはいえ、どうしてこんなに低いのか(理想が高いとも言えるが)と驚かざるをえない状況です……。

これを見ながら日本社会では、同じ会社、学校、グループに所属していても、他人に対して「自分のことのように素直に認めたり、励ます」という習慣や表現に乏しいことが浮かんできます。

逆に「出る杭は打たれる」ではないですが、人より優れた能力や才能があると、妬みやしっとで足を引っ張られるような背景があるのかもしれません……。

SNSの承認欲求の強さは、日頃認めてもらえない空虚感、無力感を埋めあわせる反動なのかもしれませんね。。

社会や家の中で認められたり、愛されたという実感がないままきてしまったという人も少なくないこの現実。

今、社会的にも互いを認めて励まし、尊重、尊敬する文化を築いていかないといけない時代なのかもしれません。

個人が唯一無二の存在

「唯一無二」という言葉はよく使われますよね。

この言葉は超越した優れた存在だけを指すものと思われがちですが、決してそんなことはありません。

実は一人ひとりがこの世界の中で「唯一無二」のかけがえのない存在なのです。

なぜなら顔も性格も考え方もみんな一人ひとり違うし、それぞれの個性があります。

たとえば教育や医療、経済、芸術など……、それぞれの分野で活躍する人たちは、先人たちの功績を引き継いだりもしますが、誰もがオリジナリティを発揮する唯一無二の人格として活躍しています。

個性やその人のオリジナリティというものは対価を支払っても買えませんし、真似できません。

私たちに潜在的に眠っている個性や能力が何らかの形で発揮できるようになれば、自分がどれだけ多くの人に影響を与えているのかを実感できるようになるでしょう。

自己肯定感が低いのは?

自己肯定感が低い人の特徴としてあげられるのが、「自分を他の人と比較する」ことですね。

何事においても人の意見に左右されやすかったり、行動の基準や起点が自分ではなく、他人が見てどう思うか、どう映るかなど、他人の物差しを基準にする他人軸であることです。

自己肯定感の低さ

人と比較する

自己肯定感が低い要因の大部分は、「人と比較する」、ここからきていることがほとんどです。

とかく何かにつけて他人と自分を比べようとして落胆する構図です。

比べることで「もっとこうしよう」とか、改善するために向かっていければいいのですが、たいてい人との比較は落ち込んだり、自分を責める要因になりやすいのです。

そのことがますます自分を追い込むことになるのでしょう。

まずは「自分は自分、他人は他人」というシンプルに割り切った考えが必要になりますね。

他人の評価を気にする

「人と比較する」と次に行きあたるのが「人の評価を気にする」ですね。

誰でも他の人が自分のことをどう思っているのかは気になるものです。それはある意味仕方ないことですよね。

問題は周囲の評価にとらわれるあまり、行動に制限がかかってしまったり、何事にも臆病になってしまうことです。

結果を気にする

仕事や試験など目的を遂行する場合は、当然それに対する結果がついてきます。

誰しも結果は気になるし、そのことへのプレッシャーを受けたりするものですよね。

しかし結果を気にするあまり(悪い結果をイメージしてしまう)、悪い結果が出るとそこから一歩も動けなくなってしまう人もいます。

結果で嘆く前にはるかに大切なことがあります。それはやり切ることですね!

やり切ると結果がどうであれ満足感があるし、冷静に次の対策や方向性をしっかり定めることができます。

プライドが高い

「自分に誇りを持つ」ことはとても大切なことですが、「プライドが高い」となると話はちょっと違います。

「プライドが高い」というのは裏返して言えば、他人が自分をどのように見ているのか気になって仕方がないのですよね……。

それは「よく見られたい」「尊敬されたい」という欲求が人一倍強いことの表れでもあるのでしょう。

そして「自分が一番」と考えているため、何かにつけて他の人との優劣をつけたがる傾向があります。

一度自分の見栄や飾りを捨てて、自然体で人と接してみませんか?すると見える世界が大きく違ってくるかもしれませんし、心がラクになるかもしれません!

完璧主義。潔癖症

すべてが完璧に準備できないと次に進めないという人がいます。

完璧主義は仕事を進める上で必要なことがありますが、暮らしにまでかかわってくると、自分だけでなく、周囲もとても気を使うし息苦しくなります。

気持ちをラクにして、もっと柔軟に物事に対応できればいいのでしょうけれど……。

マイナス思考

マイナス的な発想や考え方は著しく自己肯定感を損ねます。

なぜならマイナス思考は、地道に努力を重ねていけば希望が膨らんでいくはずの種や実を全部自分でダメにしているのと同じだからです。

考えてみてください。

口を開けばマイナス的な言葉が機関銃のようにポンポンと出てくるのは、「自分で自分をダメだ」と自己暗示にかけているようなものです……。

まずはゆっくり心や身体を休めてリラックスタイムをとる必要があるかもしれませんね。

心がいくぶんニュートラルな状態になったら、できるだけマイナス的な言葉を発しないように数日試してみましょう!心が穏やかになっていくかもしれませんよ。

自己肯定感を高める7つのこと

自己肯定感が高い人は行動が他人に左右されません。他人がどうであれ、自分はどうしたいのか、やるべきこと、やりたいことが明確で、自分軸がしっかり確立されているのです。

ありのままに現実を受け入れ、自分に忠実に自然体、等身大で生きているため、ストレスを溜めにくいともいえるでしょう。

また自分軸が確立されている人は周囲からの信頼や人望も厚く、さまざまなことで協力を受けられるでしょう。

自己肯定感が高い

笑顔の生活

笑顔は人間の最大の武器だと言われることがあります。

それは醒めた心、頑なな心も溶かしてくれるからです。笑顔が習慣になると、知らず知らずに自己肯定感を高めてくれるでしょう。

素敵な笑顔は周囲を明るくし、幸福にします。また、人の心の壁を無条件で取り払う力も持っているのです。

どんなにピーンと張り詰めた雰囲気でも、笑顔でユーモアを混じえた話をすると一気に場はなごみ、緊張はやわらぎますよね。

そして素敵な笑顔は挨拶同様に、相手を無条件で受け入れ、信頼するという気持ちの表れでもあるのです。

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プラス思考・プラスの言葉

プラス思考が高ければ高いほど自己肯定感も高いといっていいでしょう!

それには今ある状況を「しっかり受け入れる」ことが大切になるのです。

起こってしまったことはどうしようもありません。問題はそれを(嫌なことがあったとしても)好意的に受け入れられるかどうかですよね。

たとえば雨が降ったら「嫌だな」と思う人が多いですよね。そのときに雨が降った場合のメリットを思い出すのです。

「今日はお気に入りの防水靴が活躍する日だ」とか、「雨が少なかったから恵みの雨だね」などのように……。そう思うことで気分が穏やかになるし、決して気分を下げることがないのです。

このような気分の切り替えや発想が次第に身についてくると、同じようなケースや少々困難な状況でもいい意味で動じなくなります。

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失敗を恐れない

時には失敗を恐れず果敢に物事に挑むことも必要です。

仮に失敗したとしても、そのことを通じて多くのことを経験し、吸収した実感があれば、失敗したことが意味あることとして実を結びます。

自己肯定感が高い人は「七転び八起き」ではないですが、ただでは終われないという強い信念を持っている人が多いですね!

新しいことにチャレンジ

自分の意志で新しいことにチャレンジすると、間違いなく自分の中で地殻変動が生じます。

何事もマンネリ化したり、生活がパターン化すると心身の機能や細胞も逆に劣化するとも言いますよね。

脳も身体も馴れっこになると、成長や発達は止まるし、新鮮な感動やワクワク感は期待できません。

新たに何かに挑戦し、チャレンジすることは可能性を切り開くチャンスにつながりますし、人との出会いや自分自身の成長も促してくれますね。

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一つのことをやり遂げる

「新しいことにチャレンジ」に重なることですが、どんなに些細なことでもひとつのことをやり遂げると確実に自信になります。

たとえば「朝20分早く起きて部屋の掃除をした」とか、「出勤の準備をした」、そういうことでも充分です。

やり遂げることや継続していくことが達成感を生み出し、それが確かな自信となって自分の中で根づくようになるのです。

没頭できる趣味を持つ

寝食を忘れて没頭できる趣味があると、少々つらいことがあってもそれを忘れてエネルギーに変えられます。

趣味は基本的に「好きで始める」ものですよね。

また「時間や場所の制約がない」ことや、「プレッシャーにならない」などの要素が重なることで、次第に自己肯定感をアップさせていけるようになります。

趣味を満喫できると自己肯定感が引き出される

たとえばカメラの撮影テクニックがプロ並みだったとしても、プロカメラマンのように、対価を受けとって撮影するわけではありません。

ですから、プレッシャーはかかりませんし、作品に対して文句を言う人もいないですよね。

投稿したり、作品を披露することであなたの作品に共感する人も出てきます。それを通じて人の輪が拡がったりするのです。

ゆくゆくは自己肯定感がアップするようになるのです。

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鈍感力を身につける

あなたに落ち度がないのに、突然厳しいことを言われたり、冷たくあしらわれる態度をとられたらあなたならどうするでしょうか?

もし怒りに震えて相手と「完全衝突」でもしようものなら、おそらく火に油を注ぐようにエスカレートすることでしょう。

怒る、衝突するというのは想像以上にエネルギーを消耗するものです。しかもお互いに後味が悪く、尾を引いてしまいます。

こんなときこそ相手が啞然とするぐらい柔らかな態度と口調で接してみましょう!

そしてこちらに非はなかったとしても素直に謝って、「心配させたらごめんなさい」とか、「気を悪くしないでね」くらいの言葉をかけてみるのもいいかもしれませんね…。

すると驚くほど事態が好転したり、場が丸くおさまるのを実感できるでしょう……。

このように相手の言葉にデリケートに反応するのではなく、「あれ?」と相手が困惑するくらいいい意味で鈍感力を発揮して対応してみましょう。

このように気持ちの面でゆとりが持てると、わだかまりもなくなるし、スッキリと次の行動に移れて、自己肯定感を高められるようになります!

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まとめ

いかがでしょうか?

「自己肯定感」を高めるのも、下げるのも自分を尊くかけがえのない存在と思えるのか、それとも他人と比較しようとするのか、それによってまったく変わってくることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

最後に「自己肯定感」の要点をまとめてみたいと思います。

自己肯定感とは

①現実をありのままに受け入れ、自分に忠実に自然体、等身大で生きる。
②自分をかけがえのない存在として認識していて、自分を卑下しない。
③環境や人に左右されず、自分がやりたいこと、やるべきことをしっかり実行する。
④物事を悲観的に捉えない。発想がプラス思考で何事にも希望を持っている。

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