難しい?敷居が高い? それでもクラシック音楽が魅力的な理由

クラシック音楽は他の音楽ジャンルと比較すると明らかに異質です。短くて美しいメロディの曲もあるかと思えば、難解な曲もあったり、とにかく啞然とするほどスケールの大きい曲もあるのがクラシック音楽……。

「それが嫌だ」という人もいれば、「だからこそクラシックは魅力的なんだよ!」という人もいますよね。

なぜ何百年もの間、クラシック音楽が人をひきつけてきたのか、その本当の魅力はどこにあるのか。クラシック音楽愛好歴・数十年の私がいくつかの例を挙げながら見ていきたいと思います。

目次

魅力的な理由① 波長の高さ

クラシック音楽は「波長が高い」とよく言われてきました。それではどのようなときに波長の高さを感じるのでしょうか?

生演奏はクラシック音楽の真髄

まずクラシック音楽の最初の出会いとして強烈な印象を残すのは生演奏での感動体験でしょう。どんなに録音技術が進歩して、音響効果が進化したとしても絶対に変わらないのが生演奏の魅力かもしれません。

特に交響曲、管弦楽曲などはダイナミックレンジが広いため、生演奏が持つ魅力は何倍にも膨らみます。

それだけではありません。弦楽器の上質のシルクのような柔らかな響き、木管楽器や金管楽器のまろやかで豊かな響きなどは生演奏に接することで得られる特権ですね。一度聴けば音の根源的迫力、響きの多様性など、多くの人の心を虜にしてしまうでしょう!

多彩なオーケストレーション
マーラー交響曲第7番・フィナーレ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次