どのようにつきあうべきか?ストレスを緩和させる8つの方法

ストレスは私たちが生活をする限り、多かれ少なかれ心身に降りかかってきます。

少々のことであれば、それをバネにすることもできるでしょう。しかし健康に大きな影響を及ぼしかねないストレスはなかなか厄介です。

ポイントはストレスをゼロにすることは出来ないにしても、いかに軽減するかですね!

ストレス過多の現代、私たちは上手くつきあっていくというスタンスが大切になるのかもしれません。それでは一緒に見てまいりましょう。

目次

ストレスを緩める原則

マインドフルネス

私たちは、瞬間瞬間を堅実に生き、遂行しているようですが、内面は過去の失敗やこれから起こりうる事態に怯えて、「心ここにあらず」の状態になることがよくあります。

今やるべきことに集中しようとしても、頭の中では「できなかったらどうしよう…」、「前もここで失敗したな…」「難しいかも」といった不安や恐怖、過去のことなど…、考えてもどうしようもないことを考えてしまいがちなのです

つまり、自分で不安やストレスを増幅させてしまっているといえるでしょう。

このような「心ここにあらず」の状態から脱却して、心を”現在”にしっかり根づかせて、豊かに味わい体感する状態を「マインドフルネス」といいます。

「行動をさえぎるものがない状態」「目の前のことに心を寄せられる状態」があたりまえになると、精神的な疲労は確実に減少し、集中力や想像力、幸福感などが日増しに高まってくるのです。

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身体の休息より心の健康

身体が疲れたら休養をとれば、かなりの割合で回復が期待できますが、心の状態はそうはいきません。

心が一度病んでしまうと回復するには大変な労力とエネルギーが必要です。本人もつらいですが、周囲の人も気を遣うことになりますよね…。

ストレスは心身に過重な負担がかかったり、バランスが崩れるところから始まります。

また、身体を休めようと思っても不安なこと、心配事があると心が休まらないし、ストレスは必然的に増幅されていきます。

ストレス緩和8つの方法

話を聞いてもらう、何でも話す

ご家族、友人、知人、どなたでも構いません。あなたが一定の信頼を置く人や気持ちが通じる人、共感してもらえる人に話を聞いてもらいましょう。それはストレス緩和の最良の近道になるかもしれません。

人は話をするだけで気持ちが楽になるといいます。ましてや話を理解してもらえたり、事情を共有できたらなおさらのことですよね。

自分ひとりで悩み、苦しみを抱えることはつらいことです。最初は些細なことでも、日を追うごとにそれは増幅し、ひとりでは抱えきれなくなってしまいます。

悩みを自分で背負い続ける人の中には「誰も自分のこと理解してくれない」、「話を聞いてくれない」と言う方も少なくありません。

いえいえ、問題が解決しなくてもいいんです。それよりもちょっと勇気を出して声がけをしたり、思っていることを共有してもらうだけでも充分なんですよね……。

また自分が思ってることを何でも話す、開けっ広げな心で人と接すると、ふうっと心が軽くなります。失敗したこと、つまらないことなど、オープンマインドで何でも話してみましょう!

人はどんなにセルフマネジメントを試みても、人と交流して得られるエネルギーにはかないませんし、その効果ははかりしれません。

寝食を忘れる趣味を持つ

趣味を持つことは本当に大事ですね。それも寝食を忘れるくらい没頭できる趣味がいいでしょう。

その分野に関してはセミプロにでもなれるくらい関心を持って深く入り込むのがベストです。

寝食を忘れるくらいの趣味があると、少々つらいことがあってもそれを忘れてエネルギーに変えられます。

趣味を満喫できると自己肯定感が引き出される

たとえばカメラの趣味があるとしましょう。

関心の領域を少しずつ拡げていくと、カメラ本体から、レンズの種類、色調補正や作業工程など、実に多くの世界が拡がっていきます。

それだけではなく、上の図のように趣味は基本的に好きで始めるものですよね。プロのカメラマンのように、対価を受けとって撮影するわけではありませんから、プレッシャーはかかりませんし、作品に対して文句を言う人もいません。

投稿したり、作品を披露することであなたの作品に共感する人も出てきます。それを通じて人の輪も拡がったりするのです。ゆくゆくは自己肯定感が次第にアップするようになるのです。

「好きこそものの上手なれ!」趣味を極めると、実に多くの可能性が秘められていると言っても過言ではありません!

オン・オフの切り替え

平日の仕事モードと休日の休息モードをメリハリをつけて切り替えることも必要ですね。

とかく時間がもったいないといって自宅に仕事を持ち帰ったり、休日も仕事モードが抜けきらないでソワソワしているのは却ってストレスを抱える要因になってしまいます。

人間は自動車のアクセルとブレーキのように、自律神経のバランスをうまく調整しながら生活しています。

このバランスが崩れると疲労が重なり、ストレスが貯まりやすくなるため注意が必要になるでしょう。

自律神経のしくみ
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あいさつの励行

「あいさつは照れくさいし、面倒くさいからパスしようかな」、そう思っている方がいるとしたら、それはちょっと違います。

しかも声をかけられたら、とりあえず申し訳程度に返すというのもあまりいい状況ではありませんね……。

あいさつは人を大切にしたいという気持ちの共有だと思ってください。

むしろ相手に対して敬意を払う、慕わしい想いで声をかけると、返ってくるあいさつや反応も自ずと変わってきます。

言葉がけは一瞬なのですが、この短くて濃密なコミュニケーションは人の気持ちの持ち方を大きく左右します。

あいさつが低調だと一日の気分がどうも盛り上がりにくいし、消化不良気味になってしまうのですが、気持ちよくあいさつが交わせると不思議とスッキリしてモチベーションがあがりますよね。

日頃から階段を利用

なぜ突然に階段利用をオススメするのかと、戸惑った方も多いことでしょう。無理もありませんよね……。

階段をオススメしたいのは気持ちと連動するところが大きいからです。階段利用は気持ちをアクティブにするし、前向きな思考に自然と意識転換してくれます。

階段を昇り降りする頻度を段階的に増やしたりする中で、健康に好影響が出たり、継続することに達成感を感じることができるようになるのです。

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考え方を柔軟にする

「○○でないといけない」「○○すべき」という固定観念や考え方は、自分自身をプレッシャーで縛りつけるだけでなく、相手の気持ちも追い込んでしまいます。

これは人間関係においてもストレスの原因を誘発させやすい考え方です。また視野を非常に狭くしてしまいます。まず、柔軟な発想をしてみましょう。

たとえば最初から無理だと判明していることをがむしゃらにやっても非効率的だし、意味がありません。それよりも効率的にできる方法があるかもしれません。

人間にはそれぞれのもっともな考え方があり、発想や価値観も実に多様です。考え方やルールに縛られることが一つしかないことはまずないでしょう。

固定観念やルールにとらわれずに柔軟に考えると発見があり、心が楽になります。

負の要素をシャットアウト

負の要素をシャットアウトして、気分を切り替えることも大切です!

たとえば朝からイライラすることがあって、気分が悪かったとします。それをずっと引きずっていたらどうでしょうか?

その気がなくても、マイナス的な発想で仕事をしたり、人づきあいをするようになってしまいます。それはあなたにとっても大きなマイナスですし、思いがけないトラブルや失敗を招く要因にもなりかねません。

一度静かなところで気分を落ち着けたり、カフェに入ったりして気分をリセットすることも必要です。プラス思考に切り替えようとは言いません。

気持ちにゆとりを持って、「そういうこともある」「これもいい教訓になった」などのように、前向きな気持ちの整理や切り替えが必要なのです。

整理がついてくると、心の方向性が定まって気持ちよく一日のリセット、出発をすることができるようになるでしょう。

結果を気にしない

ストレスを受ける大きな要因として結果に一喜一憂することがあげられます。

結果に一喜一憂すると、すべての行動が打算的で表面的なものになってしまいます。これではストレスが増えるのも無理ありません。

本当は結果を気にしてもどうにもならないんですよね。結果は結果であって、それをどう捉えて今後に活かしていくかが重要です。

それよりも結果に対して全力投入できたのかが、はるかに重要ですね。完全燃焼できると結果はどうであれ、自分に自信が持てるようになるし、その事実を冷静に客観的に見れるようになるのです。

結果を気にせず、いい意味で開き直って行動すると、気持ちや身体の硬さから解放されて思わぬ収穫を得られることがありますよね。

まとめ

いかがだったでしょうか? 

ご承知のようにストレスは決まった形があるわけではなく、さまざまな要因が積み重なって発生します。

ストレスを受けやすい性格、受けにくい性格……というのも一概には判断できませんね。

ただしストレスと上手くつきあっていけるようになれば、人間関係の改善や仕事の成果アップ、ライフスタイルの充実など、多くの成功も得られるようになるかもしれませんね!

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